メールやアップロードフォーム向けにPDFのファイルサイズを小さくする方法
PDFが大きくなる理由、スキャンしたPDFやテキスト中心のPDFを小さくする方法、ページ数を減らして送るほうが良い場合を説明します。
更新: 2026年11月3日
メールサービスやオンラインフォームでは、添付ファイルのサイズが制限されていることがよくあります。画面上では小さく見えるPDFでも、意外に大きいことがあります。小さくする適切な方法は中身によって異なるので、まずサイズの原因を調べましょう。
PDFが大きくなる理由
PDFのサイズの大部分は、通常は画像と埋め込みフォントです。ワープロから書き出した、画像が少しあるだけの文書は、たいていそれほど大きくなりません。スキャンは別です。各ページが紙を実寸で撮った写真になるため、20ページのスキャンは「データ」がほとんど含まれていなくても数十メガバイトになることがあります。
方法1:スキャンした、または画像の多いPDFを小さくする
スキャンしたPDFには、PDF圧縮の強力モードが有効です。各ページを圧縮したJPEG画像に変換します。解像度と画質を選ぶと、ダウンロード前に新しいサイズが表示されます。目安として、120 DPI・画質70%前後なら、スキャンしたページを画面上で読める状態に保ちつつ、ファイルをかなり小さくできることが多いです。文字がぼやけて見える場合は、どちらかの値を上げてください。重要な注意点があります。各ページが画像になるため、文字の選択や検索ができなくなり、リンクも動作せず、スクリーンリーダーも文書を読み上げられません。元のファイルは必ず保管してください。
方法2:テキスト文書には可逆モード
可逆モードは、より簡潔な構造でファイルを作り直し、未使用のデータを取り除きます。文字は選択可能なままです。サイズの大半は、このモードでは再圧縮しない画像が占めているため、削減量は小さいことが多いです。結果が元より小さくならない場合、ツールはそう伝え、大きくなったファイルを「圧縮済み」として提示しません。その場合は、PDFがもともと効率的だったということです。
方法3:送るページ数を減らす
必要なものだけを送るのが、いちばん簡単なこともあります。PDFページの抽出・削除を使えば、必要なページだけを残す、または残りを削除できます。PDF分割を使えば、長い文書を、それぞれ制限内に収まる複数のパートに分割できます。複数の文書をまとめる場合は、先にPDF結合で結合し、結合後のファイルを一度だけ圧縮してください。
ほかに役立つこと
- PDFを自分で作成した場合は、お使いのソフトの「最小サイズ」や「ファイルサイズを縮小」オプションで書き出し直し、最初から小さい画像を使いましょう。文書に配置する前に、画像圧縮で画像を縮小できます。
- もう一度スキャンできるなら、解像度を下げる(読むだけなら150〜200 DPIで十分なことが多いです)ほうが、高解像度のスキャンを後から圧縮するより小さなファイルになります。
- 実際の制限値を確認しましょう。メールサービスやアップロードフォームごとに上限は異なります。必要以上に圧縮するより、数字を知っておくほうが良いでしょう。
送信する前に
圧縮したファイルを開き、拡大して、小さな文字、押印、署名が読めることを確認してください。パスワード保護または暗号化されたPDFはツールが対応していないため、先にそのファイルを作成したプログラムでパスワードを外してください。